追悼 杉本栄子さん

 僕は杉本栄子さんとはついに直接お会いして話を伺う機会を持つことができなかった。しかし水俣の象徴的な存在であり、そのことを敢えて自覚して行動されたのではないかと思えてくる。その語りはいつも聞く者の心の奥深くに浸透する。深い内省の時間を栄子さんと一緒に過ごすことになる。そして、自分にもこんなに深く考えることができるのだという発見を「聞く者」に与えてくれる。
 映像や、文章でしか出会えなかった僕は栄子さんのことをそのような人だと思っている。

杉本栄子さんが理事長を務めていた、胎児性・小児性水俣病患者さん達の授産施設「ほっとはうす」から、「みんなのいえ」設立のための基金協力のお願いが来ています。